ドイツ、アバンギャルド・アコースティック社(Avantgarde Acoustic)のオールホーンスピーカーシステムは、
「META PRIMO(メタプリモ/受注生産)」を、本サイトではスタート時の2005年10月に紹介した。
 |
 |
| 1階ステレオ試聴にセットされた「avantgarde NANO」。赤いホーンが異彩を放っている。ホーンのカラーは標準6色が用意されている。別途料金で特注色にすることも可能 |
1トゥイーターホーン+1ミッドホーン+2バスホーンを同社初のシングルボックスに納めた「META PRIMO」は、外形寸法が670×1,800×650mm、重量は1台180kgという超巨大システムで、価格もペアで9,450,000円(税込)という横綱クラスであった。しかしスイスZED社の精鋭デザイナーたちの手による外観デザインは、大きさをあまり感じさせず、むしろエレガントでスリムな印象を与えた。磨き上げステンレスのホーン部分と木製キャビネットの調和は、うっとりするほど美しかった。(「META
PRIMO」の製品情報と写真は、ティアック エソテリック カンパニーのホームページを参照してください)

 |
 |
| 前作「UNO」では、ウーファーキャビネットの外にあったトゥイーターホーンが、「NANO」ではキャビネット上部に移動。この構造の変化によって、システム全体の小型化がもたらされた |
さて、今回紹介するのは、現在レフィーノ&アネーロにセッティングされている、新登場の「avantgarde NANO(ナノ)」である。これは2005年に発売された、ホーンスピーカー・システム+アクティブサブウーファー・システムの「avantgarde
DUO」のひとまわり小さいミッドレンジホーンを採用した「avantgarde UNO」のリニューアルモデルである(「DUO」「UNO」はティアック
エソテリック カンパニーのホームページの該当ページを参照)。

 |
 |
| ミッドレンジのホーンはキャビネットの外にフレームで固定されている |
「NANO」は、ティアック エソテリック カンパニーの資料から要約すると、
前作「UNO」のキャビネットと同一容積ながら、高さを伸ばし奥行きを短縮し、トゥイーターホーンをウーファーキャビネット内に移動して、サブウーファーの上部に設置した。また、ミッドレンジホーンは新規に小型化して開発(口径500mm)した。
これによって、上部ミッドレンジホーンとキャビネットを固定するフレームを短縮することができたので、システム全体のコンパクト化が実現したという。外形寸法を比べて見ると横幅が70mm、高さが180mm、奥行が230mmの小型化されている(重量は8kgほど増えている)。
また、ミッドレンジのドライバーには口径が前作より25mm大きい125mmを採用され、出力音圧レベル(能率)は、101dBから104dBに向上した。

 |
 |
「NANO」の魅力を熱く語る
竹中章雄さん |
現在「NANO」は、レフィーノ&アネーロの1階ステレオ試聴室にセットされている。ではここで、チーフの竹中章雄さんの説明を聞くことにしよう。
従来モデルからアヴァンギャルドのスピーカーは優れた魅力をもっていましたが、一部のユーザーには少し扱いにくいというイメージがあったようです。それは筐体が大きいことと、トゥイーターホーンの位置を動かせるので、そのセッティングの難しさが原因ではないかと思います。もちろん、キッチリとセッティングすれば、非常に個性的で魅力あふれる再生音が得られるのですが、もう少し扱いやすくならないのか、という意見が出るのは仕方ないことでした。
今回登場した「NANO」は、「UNO」の後継機となるわけですが、そういった扱いの難しさを改善したモデルです。まず、全体的にひとまわり小ぶりになりました。中域用のホーンがひとまわり小さくなっています。そして、ウーファーのキャビネットがトールタイプになって、トゥイーターホーンを中に組み込んだので、全体を支えているフレームも短くなっています。従来、UNOだと大き過ぎて“これじゃあ、部屋には置けないなぁ”と諦めていたお客様が、何人かこれなら何とかなりそうだ、と購入を具体的に検討してくださっています。たしかに、かなり扱いやすくなっています。奥行きが23cmも縮まったことが大きいですね。 |