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斜め上から見た「Project EVEREST DD66000」。ユニットの配置がよくわかる。奥行きが比較的短いのでセッティングは有利だ
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「DD66000」は、標準仕上げモデルとしてローズウッド(RW)とチェリー(CH)の2種が用意されているが、受注生産ながらエボニー(EB)とメイプル(MA)の2種もある。ただしこちらは価格がペアで63万円(ペア/税込)高くなり、納品までに約4ヵ月かかる。
国内で販売を行なうハーマン インターナショナルの安田耕太郎社長は、発表会で「ハーツフィールド」や「パラゴン」など、JBLの初期の名機から、現在のハイエンドである「Project
K2」までを振り返り、次のように語っている。
「オーディオでは5年から10年ごとに、そのメーカーがもてるすべてをやりつくした、血を吐くような思いで作り上げたというモデルが、ハイエンド機として登場します。そこには普及価格帯の製品とは異なり、メーカーやエンジニアの夢とか、志が込められているのです。現在、ハイエンドオーディオを取り巻く環境は決して明るいとはいえませんが、そんな時だからこそ、このDD66000を届けられることが嬉しいのです。この製品によって、オーディオ界が活性化するための千載一遇のチャンスを与えられたと考えています」

「DD66000」の特徴を概略紹介すると、写真でご覧のとおり、上からコンプレッションドライバーの超高音部、その下に同じくコンプレッションドライバーの高音部、そしてその下に中低音部の2個のコーン型ウーファーがあるという、3ウェイ・4スピーカーの構成となっている。超高音部は25ミリ、高音部は100ミリ口径のベリリウム、そしてグラスファイバーと高温高圧モールド成型技術によるバイラジアルホーンが取り付けられている。ピュアベリリウム振動板は、ピストンモーションが正確で均一なので、ハイエンドまでスムーズな特性の再生が得られたという。また、振動板の円周部には独自のダイヤモンドエッジを一体成型している。
ウーファーは380ミリ口径のパルプコーン・ユニットが2個搭載されているが、実はこの2つは同じ動作をしているのではない。片方は150Hzから30Hz以下までの低域再生を受け持ち、もう片方は通常のウーファと同様に高音用のコンプレッションドライバーと700Hzでクロスオーバーされている。したがって、実質的にいえば、スーパーウーファー+ウーファー+スコーカー+スーパートゥイーターという4ウェイ・4スピーカーと同じような構成だと考えていいだろう。システム全体での再生周波数特性は45Hz〜50kHz(-6dB)と実に広大な帯域に渡る再現力を得ている。

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| 入力端子とバスレフポートの開口部 |
インダストリアルデザイナーのダニエル・アシュクラフトの設計によるエンクロージャは、バスレフで、ポートはターミナル端子近くの背面にある。平面バッフルは25ミリ厚のMDF。曲面パネルは厚みの異なる2枚のMDFパネルで構成。ウーファ用バッフルは45ミリ厚。曲面を多用して、内部定在波の発生を抑えている。横幅に比べて奥行きが短いのでセッティングには有利だ。

プリアンプは前回紹介したモデルと同じもので「dm8」。これらについては、6月14日掲載の本欄と、販売元のホームページをご覧ください。

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| モノーラルパワーアンプ「HALCRO dm88」。美しい姿に超低歪、強力ドライブ力の実力を秘めている |
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プリアンプ「HALCRO dm8」。パワーアンプとマッチした美しい姿が印象的 |
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