2001年、オーストリアのウィーンに設立された新進メーカー「ルーメンホワイト」のスピーカーは、昨年の新製品欄で「ホワイトフレーム」「ホワイトライト」「ダイヤモンドライト」の3モデルを紹介した(現在、ホワイトフレーム、ホワイトライトは輸入終了)。
最高位の「ダイヤモンドライト」は、その再現力も超ド級であったが、13,125,000円(ペア/税込)と価格も超ド級であった。オーディオ機器もこのクラスになると、価格を気にしていては話にならない。ただひたすら、その音に集中して聴くしかない。それで気に入ったら出費を気にしてはいけない。そういう世界である。
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1階左側スペースの注目システムコーナー。左がアマティ・アニヴァーサリオ、右奥がシルバーフレーム。
中央はリンのシステム |
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レフィーノ&アネーロ推奨システムに接続されたシルバーフレーム |
ところが、である。現在、レフィーノ&アネーロに設置されている「シルバーフレーム」は、通常モデルは先行高級機「ホワイトライト(6,195,000円・ペア/税込)」のコンセプトを受け継いでさらに充実させたモデルとなり、トゥイーターをオプションの「0.8インチ径 逆ドーム型ピュア・ダイヤモンド・トゥイーター(934,500円・ペア/税込)」に付け替えると、「ダイヤモンドライト」の血筋を正当に引き継ぐモデルになる、のである。これには「チョット、マイッタ」なあ、と思案投げ首溜息再三、という人が少なからずあるに違いない。つまり、夢のオーディオとして手の届かない、自分には無縁の製品と思っていたものが、すーっとこちらに身を寄せてきた、そういう感じなのである。「ペアで500万円を切るなら、入手を真剣に考えてもいい価格じゃないか」、そんな気がしてくるのである。
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| このシステムを最高峰の組み合わせという金子さん |
レフィーノ&アネーロの金子敬二さんはいう。
「ルーメンホワイトは、現在のヨーロッパで最高峰のスピーカー。このスピーカーを中心に、妥協のない音作りで多くのファンをもつFMFMアコースティックスのアンプと、デザインとバランスの良さで人気のオラクルのプレーヤーシステムをつなげば、これはまさに最高峰の組み合わせではないかと思います。ぜひ、この機会にご試聴いただけたらと思います」
う〜ん、実にこれは“聴きたくもあり、聴くのが怖くもあり”という世界である。しかし、どうせ惚れたオーディオなら、天国でも地獄でもいいではないか。思い切って聴いてみましょう。と、強くお勧めしたくなる音なんですねえ、これが。金子さんが最高峰というのが、本当に素直に納得できてしまう音の世界、音楽の世界が聴ける。
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| シルバーフレームのフロントとリア。構造がよくわかる |
オーディオって不思議な世界だ。ただ、音楽を気軽に楽しむだけなら、ラジオだって、テレビだって、デジタル携帯プレーヤーだって問題はない。ちゃんと音楽が楽しめる音なのだ。それに対して、部屋のスペースや床の強度、遮音防音などさまざまな対策をし、それなりの価格の機器を選び抜いて設置する“オーディオ”は、トータルコストはかなりのものとなり、肉体的にも精神的にも苦労は並大抵ではない。しかし、ある段階に到達すると、曲がりくねった急峻な山道を登って行って、突然に美しい湖が目の前に現れるような、天国的世界が開けるのである。
金子さん推薦のこのシステムは、そのような苦労の果てにたどり着いたような、至福の音の世界の一つである。ぜひ、一度お聴きください。
なお製品の詳細は各発売元のホームページで確認してください。