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もういちどオーディオ 案内人:船木文宏
専門店からの情報発信  

2006.5.17更新

Refino & Anhelo注目のシステム  「試聴スペースの主役をクローズアップ」28.2階のホームシアター体験コーナー
オーディオファンに知ってほしい、映像つき音楽ソフトの魅力
大型ディスプレイに接続された、リンの5.1チャンネルシステム
    筋金入りのオーディオファンのなかには、映像つき音楽ソフトを軽視する人がかなりある。またDVD登場前後のころには、「絵つきの音楽なんかじゃ、音に集中できない」とか「ピュアオーディオとビデオのオーディオではクオリティが違う」などと真顔でいう、オーディオ業界の専門家もいたのである。映像ソフトのメディアがVHSのようなテープであった時代は、音声に割り当てられる容量が少なく、音質がかなり悪かったので、そのように非難されても仕方がなかった。
 しかし、1996年11月に登場した「DVD」の音声には、もう誰でも知っているように、CDを超える高音質で音楽を収録できるのである。これで音質の面はクリアされたはずだが、かつての映像ソフトの劣悪な音質に失望した人たちの中には、映像つき音楽ソフトそのものへの信頼を失ってしまった人もあるようで、それが「映像ソフトでは音楽に集中できない」という気持ちにさせているのかもしれない。でもこれって「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」に似ていませんか?
 そもそも、音楽は目の前で演奏しているのを聴くのが自然であって、レコードが誕生して初めて音だけで音楽を聴くという行為が始まったのである。もちろん、楽譜を見ただけで音楽が頭の中で鳴り始めるという専門家は別だけれど。
 代表的な例でいえば、オペラ。CDの全曲盤で一つのオペラ作品を聴き通すのは、特別のオペラマニアでなければ苦痛だ。どうしても好きなアリアのトラック番号を押して飛ばし聴きしてしまうことになる。ところが、DVDでオペラを視聴するなら、まさにオペラハウスの最上席に座ったように、舞台の進行をじっくりと見ながら音楽を聴けるから、難なく全曲を聴き通せる。そもそもオペラは演劇と音楽が一体になった総合芸術作品だから、本来は劇場で楽しむのが最上の鑑賞方法であり、DVDはそれを自宅で可能にしてくれた、画期的なメディアなのである。しかも繰り返せば「音もCD並、もしくはCD以上の高音質」だ。もちろん音だけ聴いて楽しんでいけないことはないが、その方がむしろ変則的なのである。
 オペラ以外の演奏作品だって、演奏家の姿を見られる方が自然だ。コンサート会場で音楽を集中して聴きたいから、ずっと目を閉じている、なんて人がいるだろうか? 大好きな演奏家の姿を見たくないなんていう人はむしろ変わり者である。 
 それに、どうしても映像が邪魔なら、ディスプレイ(テレビ)のスイッチを切れば、DVDは音だけの高音質ソフトに変身するのだ。
 レフィーノ&アネーロでは、優れたオーディオ機器や、優秀録音盤のソフトを紹介すると同時に、映像ソフトを見られるスペースも常設している。名前は「ホームシアター体験コーナー」だが、映画を楽しむのはもちろん、いつでも映像音楽ソフトを大画面高音質で鑑賞できる。ぜひご来館のおりには、このコーナーに立ち寄っていただきたい。
リンの最新システムで音楽ソフトを聴こう

    「ホームシアター体験コーナー」で現在接続されているオーディオ機器は、リンの最新スピーカー「KOMPONENT 110」を中心とする、5.1チャンネルシステムである。リン製品は本欄では、昨年12月のイベントレポート以来の登場である。試聴会での主役はリンのフラグシップモデルともいうべき高額高級システムであったが、このコーナーの機器は、いずれも手頃な価格でリンらしい高音質を実現している。
 前方のメイン2チャンネルは「KOMPONENT 110」で価格は270,000円(ペア/税込)。センタースピーカーは「KOMPONENT 106」で120,000円(税込)。リアの2チャンネルは「KOMPONENT 104」で120,000円(ペア/税込)。これには80,000円(ペア/税込)の専用スタンドが用意されている。スーパーウーファーはアンプ内蔵の「KOMPONENT 120」で180,000円(税込)。全チャンネル揃って総額は770,000円(税込)。もしリアチャンネルの専用スタンドが不要なら690,000円(税込)で、クオリティから判断すると適切な価格である。
    「KOMPONENT110」は、「スタイリッシュ」をキーワードにしたKOMPONENTシリーズを代表するトールボーイのフロアスタンド型。「2Kアレイ」と呼ばれる、リンのフラッグシップモデル「KOMRI」直系の技術を採用している、これはユニットを立体的に近接配置して、音が広い帯域に渡って1点から放射するような再現性が特徴だ。スリムなボディとの相乗効果で水平、垂直両方向に均一で広い音場感が得られ、開放的で解像度もしっかりしている。

前方2チャンネルを担当するメインスピーカー
「KOMPONENT 110」
「KOMPONENT 110」背面のケーブル接続端子とバスレフポートの開口部
    これに5.1チャンネルAVアンプ「CLASSIC MOVIE」を加えると、リンのテクノロジーの統一性がさらに増して、設計者が理想とした再生音に近づくことができる。このアンプは、DVD/CDプレーヤー、FM/AMチューナーも内蔵している便利なもので、価格は630,000円(税込)。国内の一般的なAVアンプに比べると、やや高価だが、音楽再生のクオリティを維持するには、このぐらいはアンプに掛けたいものだ。リンのファンはもちろん、DVDで映像音楽ソフトを楽しみたいと思われている方は、この再生音にきっと満足されることだろう。

 5.1chアンプ「CLASSIC MOVIE」の前面パネルとリアパネル
仕様
 KOMPONENT 110
 形式  4ウェイバスレフ型フロアタイプ
 使用ユニット  高域:16mmソフトドーム
 中域:30mmソフトドーム
 低域:100mm防磁型/130mm防磁型/130mmパッシブラジエーター
 再生周波数帯域  60Hz〜20kHz
 クロスオーバー周波数  200Hz/1kHz/3.6kHz
 入力インピーダンス  6Ω
 出力音圧レベル  85dB/W/m
 外形寸法  180(W)×1041(H)×155(D)mm
 重量  16kg
 仕上げカラー  シルバー/グラファイト
 備考  壁取り付け金具類一式付属

 KOMPONET 104
 形式  3ウェイバスレフ型ブックシェルフタイプ
 使用ユニット  高域:16mmソフトドーム
 中域:30mmソフトドーム
 低域:100mm防磁型
 再生周波数帯域  80Hz〜20kHz
 クロスオーバー周波数  1kHz/3.6kHz
 入力インピーダンス  6Ω
 出力音圧レベル  85dB/W/m
 外形寸法  180(W)×245(H)×155(D)mm
    別売スタンド装着時:300(W)×1022(H)×300(D)mm
 重量  4kg
 仕上げカラー  シルバー/グラファイト
 備考  壁取り付け金具類一式付属

 KOMPONET 106
 形式  4ウェイバスレフ型マルチパーパスタイプ
 使用ユニット  高域:16mmソフトドーム
 中域:30mmソフトドーム
 低域:100mm防磁型/130mm防磁型/130mmパッシブラジエーター
 再生周波数帯域  70Hz〜20kHz
 クロスオーバー周波数  200Hz/1kHz/3.6kHz能率:85dB/W/m
 入力インピーダンス  8Ω
 出力音圧レベル  85dB/W/m
 外形寸法  559(W)×180(H)×155(D)mm
    別売スタンド装着時:559(W)×237(H)×195(D)mm
 重量  10kg
 仕上げカラー  シルバー/グラファイト

 KOMPONET 120
 形式  バスレフ型アクティブスーパーウーファー
 外形寸法  500(φ)×142(H)mm
 重量  15kg
 仕上げカラー  シルバー/グラファイト

製品の詳細は: リン・ジャパン

 CLASSIC MOVIE
 形式  プレーヤー・FM/AMチューナー内蔵5.1chアンプ
 対応ディスク  DVD-V/CD/VCD/DVD+R/-R/+RW/-RW/CD-R/-RW
 チューナー  200局プリセット(FM75.5MHz〜108.5MHz/AM522kHz〜1629kHz)
 音声入力  ステレオアナログ4、デジタル2
 音声出力  録音用1/5.1ch/プリアウト1/デジタル(光)1
 映像入力  コンポーネント/S-VIDEO/コンポジット(同軸)
 映像出力  コンポーネント/S-VIDEO/コンポジット(同軸)
 パワーアンプ出力  75W×5(4Ω)
 外形寸法  381(W)×80(H)×368(D)mm
 重量  6.4kg
 仕上げカラー  ブラック/シルバー/ホワイト/コンポーネント・グラフィック/
 コンポーネント・シルバー

製品の詳細は: リン・ジャパン

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