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もういちどオーディオ 案内人:船木文宏
専門店からの情報発信  
2006.4.26更新
Refino & Anhelo注目のシステム  「試聴スペースの主役をクローズアップ」  26.1階左手「Refino & Anhelo 推奨システム」コーナーのJBL
SPEAKER SYSTEM JBL 4338 価格 1,365,000円(ペア/税込)
■大型ホーンならではのしなやかで豊かな描写力が楽しめる
「Refino & Anhelo 推奨システム」コーナーに設置された「4338」。マークレビンソンのプレーヤー、アンプと組み合わされて、堂々たる再現力を披露している
 スタジオモニター「4338」は「43」シリーズの中で、もっとも大きい口径のホーンをもつ。伝統の38cm口径ウーファーと合わせて、さすがに悠揚迫らずエネルギッシュに朗々と鳴るというイメージがぴったりとくるスピーカーだ。

 最上部に高域用のショートホーン、その下にエンクロージャーの横幅いっぱいの中高域ホーン、そしてJBLブルーの前面バッフルに取り付けられた、堂々たる38cmウーファー。バスレフポートの二つの開口部はウーファーを支えるような形で配置されている。この典型的なJBLの姿にあこがれるオーディオファンは数知れない。また、なんといってもぺア130万円強は多くの人にとって手の届かない数字ではないから、入手可能な現実性の高い製品として人気も高まるわけである。

 シリーズ最上位モデル「4348」よりキャビネットは一回り小さいが、この大型ホーンの魅力は大きい。「4348」の中高域はコーン型とホーンの組み合わせだが、ホーンのサイズは断然「4338」が大きいのだ。何か潔く強い意志を感じさせる風格がある。人間と同じでスピーカーも容姿の魅力は、性能の実力と同等、もしくはそれを上回る場合もあるのだ!!

 さて、ユニットの特徴など詳細はホームページに譲るとして、ここでは同じシリーズにおける製品の上下関係について少し触れておくことにしよう。オーディオ製品の多くは、この「43シリーズ」のように、上下にいくつかの兄弟モデルをもつものが多い。では、その違いはどのように考えたらいいのだろうか。
 スピーカーの場合は、まず目につくのはサイズの違いである。キャビネットサイズと重量を比べると、たとえば「4318」は、362(W)×597(H)×289(D)mm/19.5kg 、それに対してこの「4338」は、549(W)×921(H)

ユニットの形と配置がよくわかる。やっぱりJBLブルーは引き締まった感じがする

×375(D)mm/63.4kg 、さら に最上位機種の「4348」は、597(W)×1080(H)×400(D)mm/90.7kgである。「18」と「38」は重量で3倍以上とかなりの違いがあるが、「38」と「48」はそれほど大きな差ではない。寸法重量は、第一に置く場所の大きさを考慮しなくてはならない。しかし、それと同時に、「18」と「38」は違うスピーカーと考えた方がいいぐらいに音の出方が違う。「18」は「音の放射が開放的で、さわやかで軽快なイメージの再現性」という小型ならではの良さを買うべきなのである。そしてアンプの負荷も大きくはないし、相性もそれほど難しくはない。6畳間前後以下の小スペースでも十分な再現力を発揮するタイプだ。
 それに対して「38」は高さが1m近くあり、横幅も60cmほどあるから、これはもう小型ではなく、ブックシェルフの形はしているが中型フロアタイプと考えた方がいい。「18」とは鳴り方が違ってしまう。だから、どちらを選んだらいいか、というレベルの話ではないのである。一方「38」と「48」は、サイズの違いはそれほど大きくはない。むしろ同じ中型フロアタイプとして、その個性の違いから選ぶ対象となる。もちろん価格が違うので、ユニットの性能や、ネットワークの精度、キャビネットの強度なども違うから、音の好みからだけで選ぶのは100%正しくはないが、80%ぐらいは正しいかもしれない。予算が許せば、上のモデルを狙うというのがオーディオの鉄則の一つだが、この場合はかなり「38」の出来がいいだけに悩ましい。御しやすいのは「38」の方かもしれないが、重厚な響きが好みなら「48」に軍配が上がるかもしれない。

 という具合に製品選びは悩ましいのだが、そこがオーディオの楽しみでもある。いずれにしても、この「4338」はJBLファンを超えて、狙い目のスピーカーである。二重丸をつけておきましょう。
 なお、試聴スペースで組み合わされているのは、すべてマークレビンソンの製品で、プレーヤーが「No.390」、プリアンプが「No.320S」、パワーアンプが「No.431L」である。

製品の詳細は: ハーマンインターナショナル ホームページ

仕様
 型式 3ウェイ・バスレフ/フロア型
 使用ユニット  低域:380mm径ピュアパルプホワイトコーン・ウーファー(1500FE)
 中高域:75mm径アルミダイアフラム・コンプレッションドライバー(435Al)
 高域:25mm径ピュアチタンダイアフラム・コンプレッションドライバー(045Ti)
 入力インピーダンス  8Ω
 出力音圧レベル  93dB(2.83V/1m)
 再生周波数帯域  35Hz〜40kHz(-6dB)
 クロスオーバー周波数  750Hz/9kHz
 外形寸法  549(W)×921(H)×375(D)mm
 重量  63.4kg

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