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| 2階右手ホームシアターコーナー前にセッティングされた「4318」 |
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おそらく日本でもっとも人気の高いスピーカーブランドといえば、JBLとタンノイが東西の両横綱ということになるだろう。創業はそれぞれ1946年、1926年。両社とも優に半世紀を超える老舗である。日本では、JBLはジャズ、タンノイはクラシックに向くなどといわれているが、いいスピーカーは、弘法筆を選ばずで、これは聴き手の好き好きだ。どんなジャンルを聴いてもいいスピーカーはちゃんとその音楽を再生する。
JBLにはいろいろな型式と外観デザインのスピーカーがあるが、この「4318」のように、四角い箱で、前面バッフルが青でウーファーのコーン紙が白で、ウーファーとドーム型のスコーカー、コンプレッションドライバー+ショートホーンの各ユニットが、整然とインラインに配置され、そしてバスレフのポート(開口部)が前面バッフルに目玉のように開いている、という伝統的な姿がいちばん美しくて、親しみがもてる。(日本でデザインというと外観デザインのことを指すことが多いが、オーディオでデザインといえば基本的には設計のことである。したがって、デザイナーといえば設計者のこと。)
JBLは「4318」をコントロール・モニターと呼んでいる。本来はスタジオや放送局で使用される検聴用スピーカーのことである。録音の時に、わずかなノイズも聴き逃さない解像度と、音楽の本質をしっかりと表現する再現力、そして過酷な使用に耐えるタフさが求められる。家庭でこれをそのまま使うには、問題がないこともないが、日本ではプロが使う製品として、モニタースピーカーの人気と信頼度は高い。
問題、というのは、モニタースピーカーはあくまでもスタジオでの「検聴用」が主目的で作られているので、セッティングや組み合わせるアンプを適切に選ばないと、家庭では音のエッジが強調されたり、表現がアグレッシブ(強くて烈しい)に過ぎたりという感じに聴こえてしまうことがあるのだ。その点さえ正しく認識して使えば、問題よりもメリットの方が多くなるといっていいだろう。
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