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もういちどオーディオ 案内人舟木文宏
Refino&Anhelo 注目のシステム紹介
Refino&Anhelo 注目のシステム紹介
「試聴スペースの主役をクローズアップ」20 2階 階段前スペースのアキュフェーズ
SA-CD/CD PLAYER DP-78 価格 693,000円(税込)
STEREO PREAMPLIFIER C-2800 価格 1,155,000円(税込)
STEREO POWER AMPLIFIER A-60 価格 997,500円(税込)
音楽を愛する技術集団が生み出す、比類ない再生品質
 アキュフェーズは誰もが認めるわが国屈指のアンプメーカーである。1972年の創業以来、一貫して高級オーディオ機器を作り続けてきた。主たる製品はアンプであり、プリメイン、セパレート、ステレオ、モノーラルなどすべての型式にわたり、いずれもその発売時点で最高水準にある製品として高い評価を受けてきた。アンプのほかには、チューナー、チャンネルデバイダー、グラッフィック・イコライザーなどもあり、これらも第一級の優れた製品としての評価を得ている。
 同社はアンプおよびその周辺機器の製造に集中してきたが、CD登場の4年後1986年11月、初めてCDプレーヤーの発売に踏み切った。CDの普及、発展性を見極め満を持しての進出であった。第1号モデルは、いかにもアキュフェーズらしく、プレーヤー部とDA変換以降部を分離したセパレートタイプ「DP-80」「DC-81」で、そろそろ市場では、大量販売を狙った
パイオニア「S-1EX」につながれたアキュフェーズの3モデル
普及価格帯の製品が増えていたのだが、同社はその社是を少しも曲げることなく、価格や量販を無視して、その時点で最高水準と評価を受けるはずの、高級モデルを作り上げたのであった。
 アキュフェーズはいう。
「音楽 …… 現代を旅する人間の心を潤すオアシス……。私たちは音楽芸術を通して人間の魂の向上をはかりたいという理念のもとに集まった技術集団です」と。それを端的にしめした英文、“enrich life through technology”が、カタログやパンフレットなどにいつも記されている。また社名の「アキュフェーズ(Accuphase)」は、「Accurate(正確な)と、オーディオ技術に重要なPhase(位相)の2語を結んだものでオーディオの奥を極める心」を表しているのだという。
「軽薄短小」に加えて「安価」が求められる時代にあって、アキュフェーズの存在とその製品は、音楽とオーディオを愛する者にとって、なくてはならないものとなっている。高級機では海外製品が幅をきかせている日本だが、もしオーディオ界に、野球の「ワールド・ベースボール・クラシック」、サッカーの「ワールド・カップ」があったなら、アキュフェーズ製品を中心とする日本産機器チームは、かなりいい線をいくに違いない、ひょっとしたら優勝の可能性も、と思うのである。
 筆者が最初に手にしたアキュフェーズアンプは、1982年発売のプリアンプ「C-280」であった。この製品を使って初めて、オーディオ機器にも“人格”があると知った。奏でる音に個性があるのは当然だが、その形、顔つき、重さ、といった一見音の本質とは重大な関係にないはずのものが、実は音にも大きな影響をもつことを得心させられたのである。
 重厚な風格が漂うその美しい姿に、時間を忘れどれほど見ほれ、聴きほれたことか。こういう体験をした者にとって、オーディオ機器は日常生活の道具とは隔絶した、音楽のための神聖な道具へと変貌してしまう。
2チャンネル再生の理想を求めて〜長く使って飽きがこない、聴くほどに愛着が湧く音
SA-CD/CDプレーヤー「DP-78」
 アキュフェーズ製品は、レフィーノ&アネーロのあちらこちらで展示され、また他社のスピーカーにつながれているが、現在階段を上がってすぐ前の2階スペースに最新のプレーヤーとアンプが組み合わされたシステムが設置されている。スピーカーは12月17日(土)のイベントリポート「パイオニアEXシリーズスピーカー試聴会」で紹介した、最上位モデル「S-1EX」(525,000円/1台・税込)。
 プレーヤーの「DP-78」は、SACDとCDの再生のみに対応している。マルチチャンネルには見向きもしない、頑固一徹2チャンネル専用プレーヤーだ。初代社長の春日二郎、2代目社長の故出原真澄といった創業の中心メンバーは、全員再生音楽の純粋さを信ずる人たちであった。その指導者に続く技術者たちも、映像ソフトとともに楽しむマルチチャンネルの良さと可能性を十分知った上で、2チャンネルの映像のつかない音楽再生に限りない愛情をもち続け、その最高峰を目指した製品を作り続けているのである。
 当然ながら、アキュフェーズは次世代CDとして生まれたSACD(スーパー・オーディオCD)に誰よりも共感し、その再生技術の向上に力を入れてきた。CDの「44.1kHz/16bit」という規格に対して、SACDの規格は「2.8224MHz/1bit」で、CDの4倍に及ぶ情報量を記録することができる。その有利な物理特性は「CDよりはるかに優れた音楽再生」をもたらすことに直結するはずである。「DP-78」はそのSACDの魅力を余すところなく引き出すのである。
 「DP-78」と組み合わされているプリアンプ「C-2800」と、パワーアンプ「A-60」は、新しい製品の中で、もっとも最適な組み合わせの一つとして、レフィーノ&アネーロが推奨するものだ。価格的なバランスもちょうどいい。ディスクの録音特性に寄り添いながら、アキュフェーズらしさである「明瞭な楽音の輪郭線、伸びやかな中高音と重量感のある低音のバランスの良さ、颯爽とした表情」を、しっかりと発揮している。
 長く使って飽きがこない、聴くほどに愛着が湧いてくる、そんなイメージの組み合わせである。
プリアンプ「C-2800」

ステレオパワーアンプ「A-60」
仕様
<DP-78>

トランスポート出力:同軸(COAXIAL)、光
デジタル入力:同軸、光
サンプリング周波数:32kHz/44.1kHz/48kHz/88.2kHz/96kHz(各16〜24bit/2ch/PCM)
 [オプション・ボード対応]176.4kHz/192kHz(各24bit/2ch/PCM)/2.8224MHz(1bit/2ch/DSD)
D/Aコンバーター:24ビット、MDS++方式
周波数特性:0.5Hz〜50kHz(+0,-3dB)
SN比:114dB
ダイナミックレンジ:110dB(24bit入力/LPF OFF)
外形寸法:465(W)×150(H)×397(D)mm
重量:18.4kg

<C-2800>

周波数特性:
 BALANCED/UNBALANCED INPUT 3Hz〜20kHz(+0,-3.0dB)
 20Hz〜20kHz(+0,-0.2dB)
 AD INPUT:(MM/36dB/MC)20Hz〜20kHz(±0.2dB)  
 AD INPUT:(MM/30dB) 20Hz〜20kHz(±0.3dB)
外形寸法:477(W)×156(H)×412(D)mm (AD-2800増設時:奥行414mm)
重量:21.2kg(AD-2800増設時:22.1kg)

<A-60>
定格連続平均出力(20〜20,000Hz):    
 ステレオ仕様時(両チャンネル同時動作)480W+480W(1Ω負荷/音楽信号に限る)
240W+240W(2Ω負荷)
120W+120W(4Ω負荷)
60W+60W(8Ω負荷)
 モノーラル仕様時(ブリッジ接続)960W(2Ω負荷/音楽信号に限る)
480W(4Ω負荷)
168 240W(8Ω負荷)
周波数特性:定格連続平均出力時 20Hz〜20kHz(+0,-0.2dB)
1W出力時 0.5Hz〜160kHz(+0,-3.0dB)
外形寸法:465(W)×238(H)×545(D)mm
重量:45.1kg


製品の詳細は:アキュフェーズ ホームページ
スピーカー「S-1EX」の詳細は:パイオニア ホームページ

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