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「Cremona」の全体像。右がネットを外したフロント面。左は背面。キャビネットの造形はリュートから発想されている |
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第1号作品は93年6月に発売された、グァルネリに捧げる「Guarneri
Homage」であった。これは、本体は「エレクタ・アマトール」の血筋を引く小型2ウェイのシステムだが、これを専用スタンドにセットすると高さ890mm、重量36kgのフロア型になるという、ユニークなモデルであった。
つづいて98年に、アマティに捧げる3ウェイ4スピーカー、265(W)×1170(H)×580(D)mm、70kgという本格フロア型システム「Amati
Homage」、2003年には同じく3ウェイ4スピーカーで、650(W)×1360(H)×500(D)mm、75kgとさらに大型のストラディヴァリウスに捧げる「Stradivari
Homage」を世に送り出した。
そして最新作が、「クレモナ」の街そのものに捧げる「Cremona Series」の作品たちである。そのシリーズを代表するスピーカーシステム「Cremona」が、レフィーノ・アンド・アネーロの入り口を入って、1階中央2ブロック目の「Sonus
faber」のコーナーに置かれている。
その堂々たる姿から、滑らかで濃厚な、そして深々とした響きが、まるで光沢を放つ絹のように紡ぎだされてくる。その音を聴かずにそこの場を通り過ぎることは、オーディオを冒瀆するものである、というかのように凛然とした音の流れだ。
とにかく、一度、この音に触れてください。この世に録音と再生の技術があって、本当によかった、と納得されることでしょう。 |