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もういちどオーディオ 案内人:船木文宏
イベントレポート&スケジュール  
2006.11.8更新
イベントレポート
2006年9月21日〜24日 パシフィコ横浜
A&Vフェスタ2006 レポート(その3)
A&Vフェスタ2006
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スピーカー・システムの新しい提案

オーディオの主役は何といってもスピーカーだ。いかにも機械といわんばかりの四角い箱になりがちなアンプやプレーヤーに比べ、その姿、形を見るだけでも楽しくなるものが多い。今年も新しい魅力的なスピーカー・システムが各メーカーから出品されたが、ここではその中から注目を集めた製品をいくつか紹介する。

*話題を呼んだ「呼吸球式」スピーカー

ビクターが開発した呼吸球式スピーカー

スピーカーの理想の一つといわれているのが、「呼吸球式」。スピーカーがまるで呼吸をしているように全方向に音を放射して、自然な音場空間を展開するという方式だ。今回登場したのは、まずビクターの12面体球状スピーカー。正12面体のエンクロージュアの各面にユニットが取り付けられているが、この取り付け方法、駆動方式に20年以上にわたる独自の技術がこめられているという。キャッチフレーズは“スピーカーの存在が感じられないほど自然”。ビクターの試聴室は、その音場再現力をぜひ体感したいという熱心なファンで連日、常時満員の盛況であった。


mblの試聴セミナーの様子。両サイドが呼吸球式スピーカー

また、ドイツのハイエンド・オーディオブランド「mbl」からも、同じ「呼吸球式」のスピーカーが出品された。こちらは、提灯の形をした振動板が膨らんだり、しぼんだりして音を出すというユニークな方式で、美しいデザインが印象的だ。やはり、音は全方向に放射されて柔らかく豊かに音場が広がる。

*木製振動板の「ウッドコーン」スピーカー

ビクターのウッドコーン・スピーカーユニット

弦楽器をはじめ楽器は木でできているものが多い。そこに着目して“スピーカーの振動板を木で作ったら音楽的な響きがするのでは?”と発想して出来たのが、ビクターの「ウッドコーン・スピーカー」。原音に迫る自然な再生音を実現した、とビクターが自信をもって送り出したスピーカーで、注目を集めている。木はどうしても割れやすいので、その欠点をお酒に漬けることで解決した、というエピソードも話題になった。

*パイオニアは来春に向けて「TAD Reference1」を開発中

試聴ルームにセットされた「TAD Reference1」

パイオニア・ブースでは、日本を代表する高級スピーカー「TAD」のニューモデルが試聴できた。「TAD Reference1」で、これは2003年に発売した「TAD-M1」の後継機となるモデル。「正確な音の定位と豊かな音場の両立を目指した」スピーカーとして大いに期待される。発売は来春の予定。

*ヤマハの「Soavo(ソアヴォ)」

ヤマハ「Soavo」の試聴会

楽器メーカーとしても有名なヤマハは、その楽器製作におけるノウハウをスピーカー作りに活かしたという「Soavo(ソアヴォ)」を出品。“素材の響きを活かして、厳密にコントロールすることが、楽器製作とスピーカー製作における共通点”だという。ピュアオーディオの世界では、オーディオ機器は楽器であると、よく比喩的にいわれるが、まさにその言葉が当てはまる自信作。大変な人気で、試聴ルームはいつも混雑していた。

*復活ダイヤトーン(DIATONE)の「DS-MA1」

木目が美しく、手作り感が漂うダイヤトーン「DS-MA1」

三菱電機のオーディオブランド「ダイヤトーン」が復活し、その記念すべきニューモデル「DS-MA1」が大いに注目を集めた。本年12月22日から発売される。本機種は受注生産で、1台1台が手作りで入念に仕上げられる。広帯域再生を可能にしたピュアボロン振動板を中・高音ユニットに使い、“緻密でエネルギー感のある音”“反応の素早い低域再生”が強調されていた。ボディはピアノの響板やギターのトップ板に使われるスプルースを適所に使って響きの美しさを追求している。これも期待の1品だ。

*ボイスコイル・ダイヤフラム・スピーカーラボ

ボイスコイルが振動板というユニークなスピーカー

ボイスコイルから直接放出されている音をそのまま聴くことができるというユニークなスピーカーを提案したボイスコイル・ダイヤフラム・スピーカーラボは、その斬新な発想が注目された。スピーカーの常識を変えるといわれるこ画期的な技術の今後に期待したい。

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