南国土佐はやっぱりポカポカと暖かくて、お決まりの高知名物のカツオやらを満喫したのはいうまでもないが、そんなことよりも、奈半利の海にはもっと驚く物があったのだ。わざとカヌーをひっくり返して覗く海の中は、とにかく珊瑚がてんこ盛りなのである。最近では、沖縄とか奄美大島でも離島へ行かなくてはこれほどの珊瑚はなかなか見ることはできない。
珊瑚が育つということは、真冬でも海水温は20度近いということだ。瀬戸内海はまだまだ10度そこそこのはず。同じ四国でこうも違うのかと、驚きながら70種類もあるというの珊瑚をカヌーに浮かびながらひたすら眺めたのである。
70種類もの珊瑚の見分けがつくのかというと、まったくそうではなく、珊瑚の町、奈半利には珊瑚博士がいらっしゃる。運よく出くわした珊瑚博士からは、ここには書けない珊瑚の秘密話などたくさん聞かせてもらい、南国土佐を満喫したのであった。暖かい海はしみじみといい。 |