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山本修二の自転車日記 ママチャリだっていいじゃない。自転車に乗って坂を下れば、ほら気分爽快。ペダルを踏んで前へ前へ。気持ちだけは少年に。自転車に乗って、ジンセイゆるりと楽しみませんか?
第二十四話 11月1日更新
折りたたみ自転車で房総半島横断 棚田を眺める日帰り輪行
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棚田を眺めてのんびりと
日本の棚田百選に数えられる大山千枚田。東京からいちばん近い棚田として、観光客で賑わう 口あたりは、甘いワインのよう。でも飲むと日本酒の香りとアルコール感が残る。『ライスワイン』は、ワイン風味の清酒。けっこう利く。問い合わせ:亀田酒造(※1)
棚田の近くには、コスモスなど美しい花が植えられている。民家の庭には色づいた柿の実もなっていた。美しい秋の風景だ 鴨川駅から大山千枚田までは、長狭(ながさ)街道と呼ばれる県道34号線を走る。片側1車線だが、交通量も多くないので走りやすい。途中、造り酒屋を発見。この地で収穫された長狭米を原料にした酒が並んでいた。自分へのお土産に、『ライスワイン』というワイン酵母をブレンドしたオリジナルの清酒を買った。300ミリリットルで600円。このぐらい小ぶりなサイズだと、デイパックに入れても重さが気にならない。

しばらく走ると『大山千枚田』という看板が現れた。県道を外れ、短い坂を上り、トンネルを抜けると、目の前に美しい棚田が見える。丘の上には休憩用のベンチまである。棚田は稲を刈り終えたあと。収穫後に育った丈の短い若葉が弱々しく生え、前日までの豪雨の影響か、いくつかの田には水が溜まり、青空と白い雲を映し出していた。棚田を眺めるなら稲穂が風に揺れる時期がベストだろう。でも、稲刈りを終えたあと、ちょっとひと休みしているような棚田の様子も悪くないものだった。日なたぼっこをしながら、1時間ほどを静かなベンチで過ごした。風が心地いい、のどかな時間だ。
再び長狭街道へ戻り、内房の保田駅を目指す。途中、道沿いには、いくつもの棚田があり、緑の風景が疲れを癒してくれる。ゆるやかなアップダウンはあるが、急坂はない。鴨川から保田まで、房総半島を横断するように引かれたこの道は、およそ25キロ。折りたたみ自転車で走るには、ちょうどいい距離だ。旅の締めくくりに、保田駅近くの寿司屋で近海物の握りを食べた。12月までが旬というサバが甘くて美味しかった。帰りは内房線の各駅停車でのんびりと。行きと帰りで、違う車窓の風景を楽しめるのも、電車旅の魅力のひとつ。このルートは、里山、棚田の風景に加え、情緒豊かな海辺の街の様子や味覚まで楽しめる。走行距離は短いけれど、視覚的変化に富んでいる。予定のない休みが1日あったら、こんな気軽な旅をしてみませんか。
口あたりは、甘いワインのよう。でも飲むと日本酒の香りとアルコール感が残る。『ライスワイン』は、ワイン風味の清酒。けっこう利く。問い合わせ:亀田酒造(※1) 保田駅に近い『松月』(※2)という割烹で食べた旬の魚の握り寿司。お椀と茶碗蒸しが付いて1,500円。店主にすすめられて、これとは別にサバをオーダーした 房総半島を横断し保田港へ。保田には、美味しい寿司屋や日帰り入浴施設もあるので、旅の締めくくりに相応しい
(※1)『亀田酒造』 http://www.awa.or.jp/home/kameda/index.html/
(※2)『らかん寿司 松月』  http://rakanzusi.web.fc2.com/annai.html/
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