「手が痛い〜」。途中の休憩地点では、そう叫ぶ人が多いこと。スピードを抑えるためブレーキレバーを握り続けると、日常生活ではありえないほどの握力を使う。走ったあとに、感じるのは手、腕、首、肩などの痛み。足よりも、むしろ上半身が疲れるのがダウンヒルの特徴だ。
ときおり、鬱蒼と木が茂る林間コースを抜けて芝生のグリーンが眩しいゲレンデに出る。すると、目の前には八ヶ岳が広がる。休憩は、そんな見晴らしのいい場所で。爽やかな秋の風を感じながら寝転ぶと、空はどこまでも青かった。都市近郊のサイクリングロードとは、見えるものも風の心地よさも、すべてが違う。人工的な施設とはいえ、豊かな自然のなかを走る心地よさをあらためて感じる瞬間だ。MTBって気持ちいい!
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