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山本修二の自転車日記 ママチャリだっていいじゃない。自転車に乗って坂を下れば、ほら気分爽快。ペダルを踏んで前へ前へ。気持ちだけは少年に。自転車に乗って、ジンセイゆるりと楽しみませんか?
第二十四話 10月18日更新
おとなのマウンテンバイク復権プロジェクト step3 山道を走る楽しさを、高原のリゾートで体験
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林間コースを気持ちよく下る
八ヶ岳を望むゲレンデの山頂駅付近。ここから狭い林間コースに入り、凸凹の山道を楽しむ。道の真ん中に止まらないなど、コースを走るときのマナーも教わった

ダウンヒルコースのスタート地点までは、MTBと一緒にゴンドラで移動する。標高1780メートルの山頂駅からは、およそ700メートルの高低差を一気に下る。スクールでは、3本あるダウンヒルコースのうち、もっとも難易度の低いCコースを使う。コース幅は1メートルほどと狭い。コースの脇まで樹木が生い茂っていたり、下が崖だったり。それほどスピードを出さなくても、視覚的にスリルを味わえるコース設計だ。
金子先生を先頭に、ほどよいスピードで山道を下る。砂利道では、ガタガタガタとMTBから体にすごい振動が伝わる。最初の練習で教わったように、1〜2本の指をブレーキレバーにかけ、親指と小指でしっかりとグリップを握ってスピードコントロールしながら下る。カーブの手前で減速して、ゆっくりと曲がる。先ほど習った基本に忠実に、参加者のみなさんは、初めてと思えないほど上手に走っていた。

途中の休憩ポイントからは、頂上付近に少しだけ雪が被った富士山がみえた。美しい!

「手が痛い〜」。途中の休憩地点では、そう叫ぶ人が多いこと。スピードを抑えるためブレーキレバーを握り続けると、日常生活ではありえないほどの握力を使う。走ったあとに、感じるのは手、腕、首、肩などの痛み。足よりも、むしろ上半身が疲れるのがダウンヒルの特徴だ。

ときおり、鬱蒼と木が茂る林間コースを抜けて芝生のグリーンが眩しいゲレンデに出る。すると、目の前には八ヶ岳が広がる。休憩は、そんな見晴らしのいい場所で。爽やかな秋の風を感じながら寝転ぶと、空はどこまでも青かった。都市近郊のサイクリングロードとは、見えるものも風の心地よさも、すべてが違う。人工的な施設とはいえ、豊かな自然のなかを走る心地よさをあらためて感じる瞬間だ。MTBって気持ちいい!

参加者のみなさんも、どんどん上手になる。急斜度の小さなカーブもスイスイ走り抜ける 林の中から視界の広がるゲレンデまで、視覚的にも楽しいコースだ

スクールは、このCコースを下って終了。10時過ぎにスタートして約3時間。これだけの時間で、多くの参加者がMTBの楽しさに魅了されていったようだ。なぜなら、スクール終了後、ほとんどの参加者が、自分たちだけで走ろうと、ふたたびゴンドラに乗りダウンヒルコースを目指したのだ。

「自転車に乗れるからMTBなんて簡単」と過信しないで、スクールに身をゆだね、基本をきっちり教わること。MTB上達の近道は、これ以外にない。

今回のスクール参加と、富士見パノラマのCコースを走るぐらいなら、リアサスペンションがないMTBでも十分。楽をしたい人は、リアサス付きを使うといい
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