先にも書いたように燃焼効率がよく、また熱効率も高く、雪が降るなかでも1リットルのお湯が3分ほどで沸く。
でも、そんなことは自慢でもなんでもない。僕にとっては、ケリーケトルはお湯の沸く速さを競うためのヤカンではない。お湯を沸かすという行為を楽しむためのヤカンなのだ。だからゆっくり沸いてくれれば、それでいいのだ。
最近発見した新しい使い方をひとつ。
貧乏性の僕としては、煙突の上から熱がもったいなくてしようがない。そこで、トランギアのアルコールバーナー用の携帯ごとくを使ってみた。これで、このケリーケトルの上でもうひとつコッフェルを置くことができるのだ。
下でお湯を沸かし、上で鍋料理を楽しむ。ようするに、ひとつの火で、鍋料理が楽しめ、お湯割りのお湯が供給できるのだ。
これを手に入れて、すでに10年。ますます使い方が楽しくなってきたケリーケトルである。
と思ったら、けっして新しい使い方ではないらしく、先に書いたニュージーランドの『サーメット』では、そうやって使うための専用のごとくがあるらしい。
火遊びの好きなやつの考えることは、どこも同じなのだ。 |