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自分だけの日だまりを探して遊ぶ冬の半日旅
冬こそ、外遊びである。
夏は暑すぎるし、どこへいっても人だらけだし。
かといって、いきなり冬のキャンプ、というのはつらいもの。
そこでまずは、トレッキングやシーカヤッキングを半日で楽しんでしまおう、という提案である。

「もういちど海遊び」でおなじみの吉川寛が主宰する『野遊び屋』(※1)では、モーニングティー・ツアーとアフタヌーンティー・ツアーという、シーカヤックのミニツアーをやっている。
ここに半日旅のヒントがありそうなので、そのスタイルを紹介してみよう。
シーカヤックに乗るのは簡単なこと。経験者がひとりいれば、ちょっとしたレクチャーを受ければだいじょうぶ
小さな無人島を目指して漕ぎだす。身近な場所にお気に入りを見つけたいものだ 小さな無人島を目指して漕ぎだす。身近な場所にお気に入りを見つけたいものだ
風がなく海が静かなら、寒さはそれほど感じずにすむ。パドリングを繰りかえすと暑いほどだ
まずは、シーカヤッキングのための装備チェック。ウェアやカヤック関係の道具をガイドの指導のもと、それぞれが点検する。そして、シーカヤックの簡単なレクチャー。それが終われば、海へ出る。
その日の風向きや海の状況を見て、近くの無人島へ。
海が静かであれば、海の上ではなるべく長い時間を過ごす。遠くに見える島のこと、漁のこと、地元の生活のこと、独特の地形のことなどを話ながら。
そして、風の当たらないビーチに上陸。そこでお茶を沸かし、用意しておいたケーキを配る。
ここで重要なことは、おいしいものをちゃんと用意しておく、ということだ。ケーキは、行動食的なものではなく、自分たちで焼いたもの、あるいは手作りのお店で買ってきたものとする。
そして、コーヒーもインスタントなんてのはだめだ。できれば自家焙煎、なんてのがいいけど、それが無理ならせめてその場でドリップするぐらいの心意気がほしい。
こうしたぜいたくな時間を過ごすことが寒さを忘れる冬遊びを演出してくれるのだ。
無人島で煎れたてのコーヒーとケーキを楽しむ。冬の日だまりでは、こうしたひとときこそがぜいたくなのだ 無人島で煎れたてのコーヒーとケーキを楽しむ。冬の日だまりでは、こうしたひとときこそがぜいたくなのだ

ここで紹介した場所は、『野遊び屋』のフィールドである四国は東かがわの海だが、日本中にこうしただれもいない小さな浜はある。そんな場所を見つけ出したいものだ。

また、トレッキングであれば、南向きの小さな広場を山麓に見つけることで、ケーキを持って半日ハイクを楽しめる。
天気のいい冬の一日は、自分なりのモーニングティー・ツアーかアフタヌーンティー・ツアーへと出かけてみればいい。

東かがわの絹島には、天然記念物にも指定されている高さ20メートルにもおよぶ玄武岩が柱状に積み重なった「絹島柱状節理」がある。
無人島で煎れたてのコーヒーとケーキを楽しむ。冬の日だまりでは、こうしたひとときこそがぜいたくなのだ 柱状節理で化石を発見。海藻の化石のような…… 『野遊び屋』のガイド・小前昭二。カヤックとライフジャケットにはレスキューグッズを搭載。頼りになるガイドである みんなが笑顔になる冬のひとときである
(写真=岡野朋之)
(※1)『野遊び屋』 http://www.noasobiya.jp/noasobi.shtml
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