スイスのボルドーバーナーは、世界一小さいガソリンストーブ。そして、世界一美しいストーブである。
そのひとつひとつが、いまでも職人の手作りだ、という。
徹底的に、究極的に、無駄がない。ごとくすらないのだ。なので、お湯を沸かすにも、コッフェルを置くために石を積むなど、手間がかかる。この手間暇がいいのだ。
また、着火にも独特の手順が必要だ。
まずは、手で全体を包みこんで燃料タンクを暖める。ねじ式のノズルを少しゆるめると、燃料がにじみ出てくる。そこで点火。まずはガソリンにそのまま火がつく。やがて螺旋チューブが熱くなり、チューブを通るガソリンが気化され、炎が安定してくる。炎の色も青くなる。これで、OKである。
あとは、付属の針金フックで、ねじ式のノズルをまわし、炎の強さを調節するだけ。
消すときは、やはりこのフックでノズルを閉める。
火が消えたからと安心してストーブ本体を触ってはいけない。ストーブ全体は、やけどするほど熱くなっているのだ。
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