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世界一美しいストーブ、ボルドーバーナー
この形状を見ただけでは、だれもガソリンストーブだとは思わない。ボルドーバーナー、税込16,538円(※1) サイズ=17×4センチ。重量=250グラム。タンク容量=80〜90ミリリットル。ポケットに入るストーブである
この螺旋チューブとねじ式ノズルが、このストーブのテクノロジーである
花びらのような金属片を針金フックでまわすことで火力調節をおこなう

スイスのボルドーバーナーは、世界一小さいガソリンストーブ。そして、世界一美しいストーブである。
そのひとつひとつが、いまでも職人の手作りだ、という。
徹底的に、究極的に、無駄がない。ごとくすらないのだ。なので、お湯を沸かすにも、コッフェルを置くために石を積むなど、手間がかかる。この手間暇がいいのだ。

また、着火にも独特の手順が必要だ。
まずは、手で全体を包みこんで燃料タンクを暖める。ねじ式のノズルを少しゆるめると、燃料がにじみ出てくる。そこで点火。まずはガソリンにそのまま火がつく。やがて螺旋チューブが熱くなり、チューブを通るガソリンが気化され、炎が安定してくる。炎の色も青くなる。これで、OKである。
あとは、付属の針金フックで、ねじ式のノズルをまわし、炎の強さを調節するだけ。
消すときは、やはりこのフックでノズルを閉める。
火が消えたからと安心してストーブ本体を触ってはいけない。ストーブ全体は、やけどするほど熱くなっているのだ。

穴あきのアルミ板をちょうつがいで留め、簡単なごとくを作った
僕と同じ年に生まれたこのストーブ。僕は、使い勝手の悪いやつ、ということで最高に気に入っているのだ。

また、ボルドーバーナーと同時に紹介されることが多い、アルミ製の湯沸かしキット。これは、スイス軍が公式採用したものでもある。
本来は、固形燃料や小さな枝などでお湯を沸かすためのものだ。わずかな熱源を有効に使うべく、波形形状になっていたり、空気の吸排気口も大きく作られている。
そして、その燃料を入れる口のサイズが、ボルドーバーナーにぴったりなのである。これは、偶然だとは思えない……。

それにしても、、世界一小さなボルドーバーナーと、けっしてコンパクトじゃないこの湯沸かしキットを組み合わせるというアンバランスさが、楽しい。
この冬は、雪山にこのセットを持っていこうかと思っているところである。
準備するのは、鶏丸々1羽と、米、薬味用にショウガやミョウガなど このレバーを穴に入れることで、水筒がごとくのなかへ落ちるのを防ぎ、下で火を燃やすことができる ボルドーバーナーがぴったりのサイズなのである 3点セットはひとつにまとまるが、全長が27センチもある スイス軍が公式採用している湯沸かしキット3点セット。メーカー名不明。現在はどこで売っているかも、不明(ご存じの方教えてください)
(※1)『ファスナーズ・メールオーダー・システム』  http://fast-mos.com/frm_borde_01.htm
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