おとなのたまり場 > もういちどBE-PAL > キャンプ達人マニュアル > 日本百名飯012<丸々チキンのとろとろ粥>
もういちどBE-PAL
もういちどキャンプ
キャンプ達人マニュアル
日本百名飯012<丸々チキンのとろとろ粥>

僕はうまいものを食うたびに、こんなにうまいものはいままで食ったことがない、と叫んで……。

あれ、どこかで聞いた言葉だな、と思ったら、前々回更新の日本百名飯の出だしの文章と同じであった。
ようするに、ここで紹介する丸々チキンのとろとろ粥も、常軌を逸するほどうまい、ということだ。

この料理をはじめて食べさせてくれたのは、料理のわが指南役である鈴木アキラ・シェフである。
焚き火の宴が夕方からつづいたあるキャンプの夜。
「まだまだ、食えるでしょ」と、アキラ・シェフはダッチオーブンのふたを開けたのだった。
それは、もう3時間ほど前から焚き火のすみっこでとろとろと煮詰められつづけていたダッチオーブンである。だれもがその存在には気がついていたが、中身のことは忘れていた。いつの間にか、焚き火のなかのひとつの風景として、そのダッチオーブンを見ていたのだ。

ふたが開くと、「おおーっ」と歓声が上がった。そこに、よだれの出る光景が広がったのだった。
これが、丸々チキンのとろとろ粥との出会いだった。

準備するのは、鶏丸々1羽と、米、薬味用にショウガやミョウガなど
噴きこぼれも気にせず、ことことと3時間ほど煮る。キャンプ料理の締めとして、焚き火の宴がはじまる前から作りだせばいい
とろとろに煮詰まったお粥のできあがりである

では、作り方を。
鶏の内側をきれいに洗う。水で流しながら、手でごしごしと洗えばいい。
深いダッチオーブンのまんなかに、鶏をどんと置く。
米をシェラカップ1杯入れ、水をシェラカップ15杯入れる。米と水の割合は、1対15くらい。米を研ぐ必要はない。
ふたをしたら、弱火でひたすら煮る。約3時間。
それだけ。
この量で、5人から8人ぐらいまでが楽しめる。

薬味に、ネギ、ショウガ、ミョウガなどを刻む。とくに、ショウガは外せない。
そして、塩かポン酢醤油を軽くふりかけ食べる。
鶏肉も米もすべてがとろとろになっており、さっぱりとした味わいで、何杯でもおかわりができるうまさだ。

これを作るには、ダッチオーブンのような鋳鉄製の肉厚の鍋が向いている。ふたも重たいほうがいい。

なおこちゃんも大喜び。みんなの笑顔を見ることができる料理だ
(写真=岡野朋之)
thanks to 鈴木アキラ
ページトップへ
達人マニュアルトップへ戻る →
もういちどBE-PALトップへ