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ふだんでもキャンプでも、必需品はサンダル

夏の気軽な履き物としては、サンダル以外に思いつかない。サンダルの快適さ、気安さ、自由さ、便利さ、それに効能は、ここにあげるまでもないだろう。
僕はいま、3種類を履き替えることで、ほとんどの状況をサンダルだけで過ごすことに成功している(おっと、気軽なサンダルの話なのに、大げさな書き方になってしまった……)。

テバのベーシックモデル(2005年モデル)。このストラッピングシステムが、画期的だったのだ
アクティブに動かないとき、僕はかかとのストラップをサイドのストラップに巻き留める。サンダルの気軽さと着脱のしやすさが、ほしいからだ
3タイプのまずひとつ目は、テバ(※1)だ。
足に固定するストラッピングシステムをサンダルに採用することで、サンダルを履いたまま、走ったり、泳いだりが可能になった。しかも、サンダルの気軽さを失っていない。
おかげで、カヌーで沈をしてサンダルを流される、ということがなくなったのだ。いままでは、カヌーに乗るときには使えなかったサンダルだが、このストラップのおかげで大きく使用範囲が広がった。サンダルとは思えぬ足へのホールドのよさである。
そして、サンダルとは思えぬ価格に、最初は驚いた。
しかし、サンダルとは思えぬ耐久性の高さで、その高価さをカバーしている。
また、ソックスを履いたままでもサンダルが履ける、という意味でも、利用季節が広がった。
いまではいろんなメーカーからストラッピングシステムのサンダルが発売されている。が、このシステムは、テバが最初だったと思う。たしか、1980年代の半ばだった。敬意を表する意味からも、テバは外せない。

ふたつ目も、またテバである。
オーソドックスなユニバーサルシステムから、さらにストラッピングシステムを進化させたのが、ガイドシリーズ。
独自のクロージャーと呼ばれるストラッピングシステムは、足の甲と土踏まずを中心に足全体を確実にホールドしてくれる。これにより、より激しい動きにも対応するサンダルが生まれたのだ。
ある程度整備された遊歩道であれば(さらには荷物が軽いなどの条件つきだが)、トレッキングにもじゅうぶんに使える。実際、低山徘徊には何度も使っている。ソックスを併用することで、けがも防げる(ソックスは傷むが)。
 
こちらは、テバのリバーガイドモデル(2005年モデル)。滑りにくいソール、足へのフィット感が高いストラップシステム。このサンダルには、川のプロフェッショナルたちの要望が詰まっている かかと部がガードされており、河原の石へ足をぶつけるようなけがも少ない
ブルーダイアのサンダルは、昔ながらのオーソドックスなスタイル。カラーバリエーションも豊富だ
3回の夏を過ごすと本人の足型がくっきりとつく。ここまでへたれば、愛着以上のものが……

そして、究極はやっぱりふつうの、いわゆるビーチサンダルである。
これこそが、気軽で、軽く、安価だ。レイドバックな履き物ナンバーワンである。
キャンプサイトでのくつろぎには、これしかない。
それに、山登りのときにも必携である。キャンプや山小屋利用のときはもちろんだが、日帰りのトレッキングでも、バックパックの横のポケットにサンダルを押し込んでいく。行き帰りの電車や車のなか、長い休憩時、そんなときにはトレッキングシューズを脱ぎサンダルを履くのだ。
愛用しているのは、ブルーダイア。
世界で一番最初に作られたビーチサンダルだ。日本製(現在、生産国は違う)だが、イタリア人のアイデアで、しかもこのサンダルに脚光が集まったのはハワイで、という経歴を持つ。
へたればへたるほど、そのよれ具合に愛着と悲哀を感じるサンダルである。
これもまた、ビーチサンダルとは思えない耐久性をもっている。

というわけで、無人島へ持っていくものをひとつだけ選べといわれたら、やっぱりサンダルかな(でも、サンダルはいつも履いているわけだから、対象外か……)。
 
(※1)『テバ』  http://www.goldwin.co.jp/teva/
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