オプティマス123Rスベアという小型のガソリンストーブがある(※1)。100 年以上にわたり生産されている小型ガソリンストーブの代名詞的存在で、バックパッカーの象徴的道具でもある。スウェーデン製だ。スベアというのは、古い言葉でスウェーデンの意味らしい。製品名に国の名前をつけるほどの自信作なのである。
世界中で持っている人は多く、また、その倍以上の人が買ってみようかな、と思っているはずだ。
なんでも、めちゃくちゃくわしい人が、このストーブを見ると、何年モデルかがわかるらしい。刻印の位置やちょっとした改良点がそのヒントだそうな。
そうしたマニアックさは持ち合わせていないが、ぼくもまたこのストーブを愛用している。
シンプルな構造(※2)は故障知らずで、ソリッドブラスの本体は使い込むほどに独特の風合いを増す。
いまではガスストーブを使うことも多いが、きれいに並んだ炎に、軍隊の行進を思い浮かべてしまい、いやになることがある。 |