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キャンプの革命児、ヘネシーハンモック・2
日本では、ハンモックというと、昼寝、仮眠、休憩など、まだまだ癒し系グッズと考えられている。しかし、ハンモックは生活の道具なのだ。
これほど快適な寝具はない。
そして、モスキートネット(蚊帳)つき、タープつきのヘネシーハンモックは、その生活道具を、旅の道具にしてしまったのだ。

ヘネシーハンモックに限らず、テントに比べてハンモックをキャンプで使うときの長所・短所を、具体的に挙げてみよう。
○いいところ
うまくハンモックを吊ることで、自然へのインパクトは最小ですむ。ハンモックは、形跡をまったく残さず一晩を過ごせる道具。Leave No Traceが実践できるキャンプ道具だ。
テントより軽量である。
設営、撤収が、早く、楽だ。
樹林帯では、ハンモックサイトは無限だ。
暑い夜を涼しく過ごせる。
岩や木の根っこ、濡れた地面など、地面の状況にはまったく関係なく寝られる。
夜中に雨が強くなり、地面に水がたまっても気にならない。
地上のネズミやヘビを避けることができる。
椅子としても使える。
足がやや高い位置にくるため、疲れやむくみが取れる。一日中歩いてきたバックパッキング旅の夜には最高。
背中や腰にやさしいという事実(これが一番重要かもしれない。腰痛持ちは、一度試してみるといい。手放せなくなるから)。
背中、腰を水平に伸ばすことも、胎児のような格好で寝ることもできる。
揺られていると、平和な感覚が得られやすい。
などなど
ヘネシーハンモック(※1)に、ひとまわり大きなタープを組み合わせると、さらに快適な空間が生まれる。ヘネシーハンモックの問い合わせは、エイアンドエフ(※2)まで
下がごつごつの岩場でも、ハンモックなら快眠できる
砂浜の岩を利用して吊ってみた。潮が満ちてくると、寝床の下を波が洗う
と書くといいことずくめだが、もちろん短所もある。

●不便なところ
立木など吊り下げるものがないと設営できない。
風が強いと、つねに揺れている。少々の揺れは快適だが、あまり揺れが強いと落ち着いて眠れない。
夜露の多い寒い夜は、本体やタープが結露する。タープの内側が結露すると、水滴が落ちてくることも。
荷物を置く場所がハンモックの下となり、風雨で濡れることも。
下部が薄い生地のハンモックだと、生地の外から蚊に刺される。
テントに比べ、圧倒的に寒い。
下に置いたバックパックがリスやネズミなどの小動物に囓られる可能性がある。
吊り下げ式の小物入れがないと、朝起きたとき本やヘッドランプなど、枕元に置いたすべての小物がお尻の下に集まっている。
カップルがふたりで使うときには、なにかと制約が多い。
長いハンモック旅が終わると、ベッドでは熟睡できない体になってしまう。
などなど
短所はあるものの、ひとたびその上で揺られると、「なあんもしたくなくなる」ハンモックである。短所のことなんて忘れてしまうほどだ。
ぜひともハンモックの偉大なる誘惑に負けて、今夏は、快眠キャンプへ出かけよう。
港に上げたサバニにハンモックを吊すと、大航海の夢を見る/ハンモックは場所を選ばない。斜めになった岩盤の上でもだいじょうぶ。転がり落ちる夢を見たけど……/メキシカンタイプのハンモックとタープの組み合わせで、夜を過ごす。虫対策さえクリアすれば、かなり快適
(※1)『ヘネシーハンモック』  http://www.hennessyhammock.com/
(※2)『エイアンドエフ』  http://www.aandf.co.jp/
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