あるキャンプの夜、画家の伊東孝志さんが調味料入れからなにかを取り出し、ごそごそとやりはじめた。まだ腹が減っているのかな、と思っていたら、なんとオリーブオイルのビンにたこ糸を垂らし、オイルランプを作り出したのだ。 そして、さらには海岸に転がっていた貝殻を見つけ、もうひとつの即席ランプにも火を灯した。 そのとき、時間の流れが、突然変わってしまったかのようだった。
「海岸に流れ着いたガラスビンを簡単にうまく切ることができると、もっといろんなランプがその場で作れるのになあ。だれかうまい切り方を知らないかな」と、キャンプの夜に、画伯はいつもつぶやいてる。 だれか、知らないかな? |