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もういちどキャンプ
キャンプ達人マニュアル
“明かり”作りも楽しむ
あるキャンプの夜、画家の伊東孝志さんが調味料入れからなにかを取り出し、ごそごそとやりはじめた。まだ腹が減っているのかな、と思っていたら、なんとオリーブオイルのビンにたこ糸を垂らし、オイルランプを作り出したのだ。
そして、さらには海岸に転がっていた貝殻を見つけ、もうひとつの即席ランプにも火を灯した。
そのとき、時間の流れが、突然変わってしまったかのようだった。

「海岸に流れ着いたガラスビンを簡単にうまく切ることができると、もっといろんなランプがその場で作れるのになあ。だれかうまい切り方を知らないかな」と、キャンプの夜に、画伯はいつもつぶやいてる。
だれか、知らないかな?
風があるとろうそくやオイルランプの炎は、揺らぐどころかすぐに消えてしまう。そこで即席の風防を作ってみた。パンを入れてきたビニール袋を利用したのだ。砂地なら4本の枝を差し込むだけで作ることができるし、三つ叉の枝を使えば固い地面の上でも簡単に風防ができあがる。工夫の楽しさまでが味わえる明かりとなる風があるとろうそくやオイルランプの炎は、揺らぐどころかすぐに消えてしまう。そこで即席の風防を作ってみた。パンを入れてきたビニール袋を利用したのだ。砂地なら4本の枝を差し込むだけで作ることができるし、三つ叉の枝を使えば固い地面の上でも簡単に風防ができあがる。工夫の楽しさまでが味わえる明かりとなる50ミリリットルほどの小さなビンにオリーブオイルを入れ、たこ糸を浸したら、オイルランプのできあがり。オイルが減っていったら、ビンを傾けることで最後まで使える。こんな小さなビンでも、火は2〜3時間もつ貝殻にオリーブオイルを入れ、中央には、すり減った小さな巻き貝の破片にたこ糸を通した芯を。これでキャンプサイト全体がほのかに温まるランプとなる。人は、“明かり”に明るさだけを求めていない、ということがわかる瞬間でもある
(画=伊東孝志)
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